腸重積 「腸重積」という病気を知っていますか? 生後4ヶ月から2歳ごろまでの子供に多い病気で、原因はよく分かっていませんが、腸重責を起こした子供からは、風邪の症状を起こすアデノウィルスや、下痢の原因になるロタウィルスなどが検出されることがあるため、ウィルス感染が原因ではないかと考えられています。 突然に腸の一部が腸の中に入り込んでしまい、めり込んだ腸が締め付けられて、通過障害や血行障害を起こす病気です。 時間がたつと、その部分が壊死を起こしてしまいます。 症状は、激しい腹痛が起こるため、突然ひきつけるように泣き叫びます。 顔面蒼白になったり、嘔吐したりすることもあるのでびっくりしてしまいますが、痛みは2、3分で治まるので、すぐにケロッとして何事もなかったかのようになります。 ですが再び腹痛におそわれて泣き叫び、これを30分ほど繰り返します。 血便が出るのも特徴的な症状です。 初めはうんちに少量の血が混じる程度ですが、しだいに量が増えていき、ケチャップのような血便が出ることもあります。 発病してから、24時間以内であれば、肛門から造影剤や空気などを注入する高圧浣腸をすれば、ほとんどの場合、治ります。 発病から24時間以上たっている場合や、重症の場合には手術が必要になることがあります。 また、腸重責を起こした赤ちゃんの10人に1人が、再発するといわれています。 腸重責は、何と言っても早期発見が決め手です。 腸重責の腹痛は普通の腹痛とはくらべものにならない程なので、突然のたうちまわって腹痛を訴えたり、繰り返し泣くようであれば、大至急に病院に連れていきましょう。 |
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川崎病 子供の病気には様々なものがあります。 未だに原因が解明されていない病気もあり、その中の1つに、「川崎病」という病気があります。 聞いたこともない、という人もいるのではないでしょうか。 川崎病は、1967年、当時の日本赤十字病院の川崎富作医師が最初に報告したことからこの名前が付きました。 日本人や韓国人など、アジア系の人に多く見られる病気で、1才前後から5才頃までの子供に多く発症します。 男の子の方がやや多く、再発することもあります。 他人に感染する病気ではありません。 症状としては、以下のようなことがあります。 ・39度以上の高熱が5日以上続く ・体のあちこちに発疹が出る ・手や足がパンパンにはれる ・白目が充血する ・唇が赤くなり、舌にもいちごのような赤いプツプツができる ・首のリンパ節がはれて、触ると痛がる これらの症状は、通常1、2週間で治まり、次に手足の指の皮がむけてきます。 注意したいのは後遺症で、心臓に障害が残ってしまう場合があったり、ごくまれに心臓冠状動脈瘤が起きて、突然死してしまったりする場合があったりします。 入院治療が必要とされ、心臓の後遺症を防ぐためにアスピリンなどを服用する必要があります。 「突然死」と聞くと恐ろしくなってしまいますよね。 ですが、現在では後遺症の検査方法や治療法も検討され、以前ほど怖い病気ではなくなりました。 川崎病にかかっても慌てることなく、信頼できる病院で治療し、退院後も定期的に検査を受けるようにしましょう。 |
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